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法律クラス

賃貸経営を行うために必要な法律上の知識や経営方法を、不動産運営の現場を知る弁護士がわかりやすくご紹介します。

賃貸経営の法律をわかりやすくレクチャー

弁護士から学ぶ 法律学習クラス

弁護士 田村宏次
第1回:賃貸経営に不可欠な「賃貸借契約」
賃貸借契約書に書かれている内容や賃貸借の法律関係などについて、弁護士の田村先生が解説します。
不動産を所有することの意味

「1億円の現金」と「1億円の土地」、
仮に神様がタダでくれるとしたら、どちらの方が得でしょうか。

この質問には、いろいろな答えが考えられますし、何が正しい答えかは、その人の立場によって大きく異なってきます。ただ、この質問の前提として認識しておかなければならないのは、不動産を所有することの意味です。確かに、「不動産のオーナーさん」という言葉には、資産家というイメージがしっくりきます。しかし、一歩引いた目で見ると、不動産のオーナーは、毎年その所有する不動産について固定資産税等の税金を支払わなければならず、また相続が発生したときは、所有していた不動産について、相続税を支払わなければなりません。

この状況を比喩的に表現すると、さしずめ不動産のオーナーは、毎年、固定資産税という名の賃料を国に対して納め、相続時には相続税という名の名義書換料を国に対して納めるとことになり、結局、不動産のオーナーは国から不動産を賃借しているとも言うことができます。

つまり、何ら利用・運用を前提としない不動産は、実は赤字(上述の固定資産税等や相続税)を発生する資産ということになってしまいます。そこで、このような赤字を穴埋めするべく、不動産のオーナーは、「自己の所有する不動産を運用する。」ということを考えておく必要が出てくるわけです。そして、「自己の所有する不動産を運用する。」と言ったときに、最初に思いつくのが、その所有する不動産を賃借人に家賃をとって貸すという方法(賃貸借契約)です。

では、この不動産の賃貸借契約について、法律上の解説を加えながら少しずつ説明していきたいと思います。

契約書の意味
典型的な賃貸借契約書に書かれている各条文の意味=効力というのを解説いたします。
  • 契約期間について
  • 普通賃貸借と定期賃貸借について
  • 更新料について
  • 賃貸借契約以外の内容について
  • 借地借家法について
賃貸借契約における賃料の意味
賃料を主たる視点として、賃貸借の法律関係を解説いたします。
  • 一般的な契約と法律の定めの違い
  • 売買契約と賃貸借契約との違い
  • 賃料改定のルール
  • 賃料の支払時期・方法
  • 日割り計算の意味
講師紹介
田村宏次
弁護士
田村 宏次
TAMURA KOUJI
PROFILE

1969年:大阪府堺市生、 1994年:中央大学法学部卒、 2000年:司法試験合格 2002年:東京弁護士会登録、 2002年:ことぶき法律事務所入所