土地活用(主に不動産投資)のリスクについて解説します。
土地活用を行う際には、どのようなリスクが潜んでおり、そのリスクに対し事前に対策しておくことが重要です。
今回は、どのようなリスクか、リスクの種類を紹介いたします。
そもそも投資はリスクを背負ってリターンを得に行く営みですので、リスクというものは必ず存在します。その中で不動産に投資する際に発生する可能性があるリスクは大きく8つに分類されます。
空室リスクは、入居者がいないことにより賃料が得られないリスクです。特に借り入れをして不動産投資を行う際は、毎月の返済が発生するので特に気を付けなければなりません。
滞納リスクは、入居者が賃料を支払わないことによって発生するリスクです。滞納分を支払ってもらうこと、滞納が続くようであれば退去勧告をするなど、空室リスクよりも損失が多いケースもあります。最近では、入居者に賃料保証会社への加盟を促すという方法も確立されています。
災害リスクは、自然災害や人為的事象などにより物件や周辺環境に損害が発生するリスクです。日本は自然災害が多い国ですので、保険に加入する等、リスクヘッジをする必要があります。
賃料の下落リスクは、物件の周辺環境や経済状況の変化、競合物件の出現などにより、賃料が低下するリスクです。投資計画を作成する際には、賃料が下落する可能性を事前に盛り込んでおく必要があります。
下落リスクは、物件の市場価値が減少するリスクです。例えば、瞬間的に流行りの土地活用があったとしても、その流行が30年続くかは誰にもわかりません。できるだけ長期的な需要がある活用、もしくは早くに投資回収できる活用を選択することが求められます。
建物老朽化に伴う修繕リスクは、時間経過により建築物が傷み、構造や設備の不具合が生じるリスクです。維持管理を怠ると、大規模で費用のかかる修繕が必要となり、土地所有者にとって重大な負担となる可能性があります。建物の定期的な点検や保守管理が、修繕リスクの最小化に不可欠です。
金利上昇のリスクは、借り入れを変動金利で起こしている際、金融市場の金利が上昇すると毎月の返済額が増加するリスクです。金利が上昇しても賃料は直ぐには変化しないので、手残りが少なくなります。また、実質利回りが低下し、資産の価値が減少するリスクが生じます。
管理会社が倒産するリスクは、経営不振や経済変動によりサービス品質低下や契約違反が生じるリスクです。また、コインランドリーなどのFCに加盟する際もFC本部から十分な支援を受けられなく可能性があります。管理会社やFC本部を選定する際には契約条件だけでなく、その会社の将来性も検討する必要があります。
以上に不動産投資のリスクを8つ紹介しました。
詳しく紹介できていないものもあるので、追って記事を作成します。そちらも是非ご確認ください。